健診体制
当ステーションで健診を行う医師は、全員が日本医科大学付属病院で診療を行っています。臨床の最前線で得た経験と知見をもとに、些細な変化も見逃さない精緻な健診を行いますので、安心してお任せください。
循環器領域は健康寿命の延長のために大切な分野です。心電図、心・頸動脈エコー等の生理機能検査で心血管病を判定します。さらにCTを用いた冠動脈石灰化スコアでハイリスクな方には冠動脈CTによる冠動脈狭窄を評価するなど様々なオプションを用意しています。高血圧、糖尿病、脂質異常症等の生活習慣病はもとより老化や動脈硬化のバイオマーカーも評価し、心血管病を未病の段階から検知、疾病予防と健康増進に尽力いたします。
最新の高画像経鼻内視鏡システム2台を完備しております。日本消化器内視鏡学会の専門医により、苦痛なく食道、胃、十二指腸の良性、悪性疾患[がん、潰瘍、ポリープ、胃食道逆流症(逆流性食道炎、非びらん性逆流症)、機能性ディスペプシア、アカラシア等]を診断いたします。また、病変が見つかった場合には日本医科大学付属病院の消化器・肝臓内科、消化器外科と連携し最善の医療を提供いたします。
半導体PET/CT、MRI、CTなど高精度の診断機器を装備しています。PET検査では、FDG-PETによるがんの早期発見、βアミロイドPETによるアルツハイマー病診断を行います。脳MRI検査では、脳動脈瘤検出の他、AIを用いた海馬体積の算出を行い、認知機能の予防に役立てます。当ステーションで行う全ての画像検査は、複数の放射線診断専門医とAIにより精細・的確な診断を行い、病変の早期発見に努めます。
子宮頸がん・子宮体がんを早期に診断するための細胞診検査を実施します。また、内診・経腟超音波検査によって、治療が必要な子宮筋腫、子宮内膜症・子宮腺筋症、卵巣腫瘍の有無を診断します。八重洲健診ステーション・女性診療科部門では、日本医科大学女性診療科と連携 しながら、産婦人科専門医資格をもった女性医師が対応しますので、安心・リラックスして受診してください。
日本医科大学形成外科所属の形成外科専門医による美容医療を提供いたします。施設内には麻酔機器も備えた手術室や各種レーザー機器を完備しています。ヒアルロン酸・ボトックスの注入および各美容外科手術、各種医療機器による施術、ならびに疾病や外傷の治療後に保険診療では限界を感じられた方に対する自費診療による傷あと治療など、お客様のご要望に応じた対応が可能です。入院を要する全身麻酔による自費診療施術は、日本医科大学付属病院と連携して施術が可能です。
血液検査部門では、最新の科学的指標を用いて皆様の健康をサポートします。侵襲の少ない血液検査で予防先制医療を提供し、日本の予防精密医療の先駆けを切り拓きます。皆様の検査結果を複数年追跡することで、経年変化をいち早くとらえ、一人一人に特化した個別化精密予防を実現します。
日本医科大学付属病院は、東京のほぼ中心に位置する文京区にあり、文京の名のとおり、学校や病院、公園などが多く、都内でも最も静かな環境のなかにあります。特に病院の周辺には緑が多く、四季の変化は私たちに心の安らぎを与えてくれます。本院は、明治43年に千駄木の地に開院以来、地域に根付いた医療を展開して参りました。特に、本邦初の救命救急センターの設置、特定機能病院の認可、地域がん診療連携拠点病院の指定などを通じて、時代に応じた高度医療を提供し続けています。また、その実績は教育・研究面と併せて、国内外で高く評価されております。